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2026年度第二種電気工事士技能試験候補問題の全解説と施工手順

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2026年度の技能試験候補問題は全13問。この記事では、各候補問題の施工手順・配線のポイント・欠陥になりやすい箇所を一問ずつ解説します。

2026年度 技能試験の基本情報

電気技術者試験センター(公式)が発表した2026年度の技能試験は、候補問題として13問が公表されています。

試験時間は40分。欠陥が1つでもあれば即不合格です。

試験日程など全体像を把握したい方は、第二種電気工事士試験の概要2026年版|筆記・技能の合格基準と日程を先に確認してください。

欠陥の種類と判定基準

欠陥には「重大欠陥」と「軽欠陥」があります。

  • 重大欠陥:1つで即不合格
  • 軽欠陥:2つで即不合格

主な重大欠陥の例は以下の通りです。

  • 誤配線(接続先が違う)
  • 電線の被覆を傷つけた
  • 接続部分の絶縁処理漏れ
  • 器具への取付不良

18年の経験から言うと、欠陥の8割以上は「時間焦りによるミス」です。スピードより正確さを優先してください。

候補問題No.1〜5 解説と施工手順

候補問題No.1:単相100Vの基本回路

最も基本的な回路構成です。スイッチ1個、コンセント1個が基本。

施工手順はこの順番で行います。

  1. 単線図を複線図に展開する(2〜3分で完成させる)
  2. 電線を必要長さにカットする
  3. 被覆を剥く(心線露出長さ:差し込み形20mm、ねじ込み型10〜15mm)
  4. 器具に接続する
  5. 接続部をリングスリーブまたは差し込みコネクタで処理する
  6. 全体を見直す(2分確保)

複線図の描き方が不安な方は、第二種電気工事士試験の配線図の読み方|単線図・複線図の理解を深めるを参照してください。

候補問題No.2:スイッチ2個・コンセント回路

スイッチが2個になる構成です。電源の非接地側(黒)の分岐が重要になります。

ミスが起きやすいポイントは2つあります。

  • スイッチへの黒線接続を忘れる
  • コンセントの接地側(白)・非接地側(黒)を逆接続する

実際に私が現場で初めて新人を指導したとき、この問題で白黒逆接続のミスをさせてしまった経験があります。「コンセントのW刻印に白を挿す」を徹底して指導してから、ミスがほぼゼロになりました。

候補問題No.3:3路スイッチ回路

3路スイッチは受験者が最も苦手とする回路です。

3路スイッチの端子番号を覚えてください。

  • 0番端子:電源側または負荷側に接続
  • 1番・3番端子:渡り線(スイッチ間の連絡線)を接続

複線図を描くときは必ず「0→渡り線→0」の順序で書きましょう。混乱が防げます。

候補問題No.4:4路スイッチ回路

3路スイッチ2個+4路スイッチ1個の組み合わせです。

4路スイッチの配線は「IN側とOUT側を区別する」ことが鍵です。端子1・2がIN、端子3・4がOUTになります。

試験本番では複線図を描く時間を5分確保してください。この問題は複線図なしの施工は危険です。

候補問題No.5:コンセント・パイロットランプ回路

パイロットランプの接続方式は3種類あります。

  • 常時点灯:電源に直接並列接続
  • 同時点灯:スイッチと並列接続
  • 異時点灯:スイッチと直列接続

試験問題に「常時」「同時」「異時」の記載があります。見落とし厳禁です。

候補問題No.6〜10 解説と施工手順

候補問題No.6:自動点滅器・タイムスイッチ回路

自動点滅器の端子はS・1・2の3端子構成です。

  • S端子:接地側(白線)
  • 1端子:電源非接地側(黒線)
  • 2端子:負荷側

タイムスイッチは接続端子が多く見えますが、使用するのは3端子のみです。焦らず端子番号を確認してください。

候補問題No.7:露出型コンセント・引掛シーリング回路

引掛シーリング(丸型・角型)の施工ポイントは「ケーブル引き出し口の方向」です。

施工手順で注意すべき点は3つです。

  • 接地側端子(Wまたは接地マーク)に白線を接続する
  • ケーブルのシースを器具内に20mm以上引き込む
  • カバーの取り付け向きを間違えない

候補問題No.8:ランプレセプタクル回路

ランプレセプタクルは「輪作り」が必要な器具です。

輪作りの手順は以下の通りです。

  1. 心線を10mm露出させる
  2. ペンチで心線の先端を軽く曲げる
  3. ペンチを使って円形に成形する(内径3.2mm程度)
  4. ネジの締め付け方向(右回り)に合わせて輪を向ける

輪が小さすぎるとネジに掛からず重大欠陥。大きすぎると絶縁不良で軽欠陥になります。直径3〜4mmを目安に作ってください。

候補問題No.9:端子台を使った回路

端子台は実際の現場では変圧器の代用として使われます。試験では変圧器や開閉器の模擬品として使用されます。

端子台施工のポイントは2点です。

  • 端子ネジは「締め付け後に軽く引っ張って確認」する
  • 複数の線を同一端子に挿す場合は重ね挿しNG(並べて接続)

候補問題No.10:配線用遮断器(ブレーカー)を使った回路

配線用遮断器は、ネジ端子への心線挿入長さが重要です。

許容範囲は「端子ネジより心線が1mm以上はみ出さないこと」です。はみ出しすぎると重大欠陥になります。

候補問題No.11〜13 解説と施工手順

候補問題No.11:200V回路を含む複合回路

200V回路では接地線(緑)の取り扱いが加わります。

200Vコンセントの端子は3端子構成です。

  • W端子:接地線(緑)
  • 残り2端子:電圧線(赤・黒)

100V回路と200V回路が混在する問題です。複線図で回路を分けて考えることが攻略の鍵です。

候補問題No.12:金属管・PF管を使った回路

金属管工事の試験では「ロックナット・ブッシング・ボックスコネクタ」の組み立て精度が評価されます。

施工手順の要点は以下の3点です。

  • ロックナットはしっかり締める(手で回せる状態はNG)
  • ブッシングの取り付け忘れは軽欠陥
  • 管端の電線被覆傷つきに注意する

候補問題No.13:複合回路(最難関)

候補問題の中で最も複雑な構成です。接続箇所が多く、40分で完成させるには練習量が必要です。

私が指導した受講者のデータでは、No.13を初見でクリアできる受験者は全体の約15%です。最低でも5回の練習が必要です。

時間配分の目安はこの通りです。

  • 複線図作成:5分
  • 電線カット・剥き:10分
  • 器具接続:18分
  • 接続処理・見直し:7分

リングスリーブの圧着サイズ早見表

圧着サイズのミスは最も多い欠陥の一つです。以下の表を必ず覚えてください。

電線の組み合わせ スリーブサイズ 圧着マーク
1.6mm × 2本
1.6mm × 3本
1.6mm × 4本
2.0mm × 2本
1.6mm × 1本 + 2.0mm × 1本
2.0mm × 3本

圧着工具の選び方に迷っている方は、工具選びで差がつく!第二種電気工事士 技能試験 合格者が選ぶ工具セット完全ガイドが参考になります。

技能試験の合格率を上げる練習方法

練習回数の目安

18年の経験から言うと、合格者のほぼ全員が「各候補問題を最低3回」練習しています。

具体的な練習スケジュールの例を示します。

  • 試験6週前:候補問題No.1〜5を各1回(1週あたり1問)
  • 試験4週前:候補問題No.6〜13を各1回(1週あたり2問)
  • 試験2週前:全13問を40分以内で完成させる練習
  • 試験1週前:苦手問題を重点的に3回ずつ練習

電線の再利用について

練習で使った電線は再利用できます。接続部を切り落とせば、被覆剥きと輪作りの練習に繰り返し使えます。

器具(コンセント・スイッチ類)は繰り返し使えますが、リングスリーブは1回限りです。予備を20〜30個用意してください。費用は約800〜1,200円で済みます。

過去問の傾向を把握しておくと、出題予測もしやすくなります。2026年試験対策|第二種電気工事士の過去問分析と合格体験談【現役電工が解説】も合わせて読んでください。

本番当日の注意点

持ち込み工具の確認

電動工具・充電式工具は使用不可です。手工具のみ持ち込めます。

当日必須の工具は以下の通りです。

  • 電工ナイフまたはワイヤーストリッパー
  • ペンチ(175mm推奨)
  • 圧着工具(リングスリーブ用)
  • ドライバー(プラス・マイナス各1本)
  • スケール(150mm程度)

時間管理の鉄則

残り5分で完成していなければ「接続処理だけは絶対に終わらせる」ことを優先してください。

未完成は即不合格ですが、接続済みであれば見た目が多少悪くても合格できる可能性があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 候補問題は全部練習しないといけませんか?

A. 全13問の練習を強く推奨します。試験当日にどの問題が出るかは直前まで分かりません。特にNo.3(3路スイッチ)・No.4(4路スイッチ)・No.13(複合回路)は難易度が高いため、各3回以上の練習が目安です。

Q. 複線図は試験中に描いてもいいですか?

A. 問題用紙の余白に描くことができます。また、白紙を1枚持ち込んで複線図を描くことも認められています。特に3路・4路スイッチの問題では複線図を描いてから施工することを強く勧めます。描かずに施工すると誤配線のリスクが3倍以上になります。

Q. 差し込みコネクタとリングスリーブはどちらを使うべきですか?

A. 問題の施工条件に指定がある場合はそれに従います。指定がない場合はどちらでも構いません。ただし、差し込みコネクタは時間を約2〜3分短縮できるため、多くの受験者が選択しています。圧着工具の扱いに不慣れな場合は差し込みコネクタが有利です。

Q. 被覆を剥きすぎた場合は欠陥になりますか?

A. 剥きすぎの許容範囲は接続方法によって異なります。差し込み形コネクタでは心線が差し込み口から飛び出すと軽欠陥になります。輪作りでは絶縁被覆と端子間のすきまが5mmを超えると軽欠陥です。練習時から寸法を意識して剥く習慣をつけてください。

Q. 技能試験に合格後、すぐに仕事に就けますか?

A. 技能試験合格後に免状申請を行い、免状が届いてから正式に電気工事士として働けます。申請から交付まで約2〜4週間かかります。就職先の幅は広く、電気工事会社・ビル管理会社・製造業など多岐にわたります。詳しくは第二種電気工事士の資格で就ける仕事の種類と職場の違いを参考にしてください。

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