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工具選びで差がつく!第二種電気工事士 技能試験 合格者が選ぶ工具セット完全ガイド【2026年版】
技能試験は工具で8割決まる。正直にそう思っている。正しい工具を揃えれば、作業スピードは1.5倍になる。
第二種電気工事士の技能試験、合格率は約60〜65%。つまり3人に1人は落ちる。落ちた人のほとんどは「時間切れ」か「欠陥」だ。どちらも工具選びと直結している。
この記事では、電気工事士歴18年の現場経験をもとに、技能試験で本当に使える工具だけを厳選して紹介する。無駄な出費なし。合格に必要なものだけを解説する。
まず知っておくべき技能試験のルール
技能試験は持ち込み工具が自由だ。ただし電動工具は禁止。それ以外は何でも持ち込める。
試験時間は40分。候補問題13問のうち1問が出題される。作業量は多い。配線・接続・器具取り付けをすべて40分以内に完成させなければならない。
合格の条件は「欠陥ゼロ」。軽微な欠陥でも一発不合格になる。だから精度と速さ、両方を同時に実現できる工具が必要になる。
絶対に必要な必須工具7選
① 電工ナイフ(VVFストリッパーで代用可)
ケーブルの外装をむく道具。ただし現代の試験対策では電工ナイフよりVVFストリッパーが圧倒的に有利だ。詳しくは後述する。
② VVFストリッパー(最重要工具)
試験合否を左右する最重要工具。これ1本でケーブル外装剥ぎ・絶縁被覆剥ぎ・切断が全部できる。
おすすめは「ホーザン P-958」一択だ。実売価格は約4,800〜5,500円。
18年現場で使い続けて言える。P-958のストリップ精度は別格だ。目盛りが見やすく、力のない人でも均一にむける。試験会場で受験生の7割以上がこれを使っている印象がある。
一方で「ロブスター ケーブルストリッパー」も人気だ。実売約3,500円で少し安い。ただし被覆の剥きしろ調整がP-958より難しい。初心者にはP-958を強く勧める。
③ ペンチ(電工ペンチ)
電線の切断・折り曲げに使う。「フジ矢 電工ペンチ 175mm」が定番。実売約1,200〜1,800円。
安物は刃がすぐ鈍る。VVF 2.0mmを切るとき余計な力が要る。試験中に手が疲れると欠陥率が上がる。工具代をケチる場所ではない。
④ ドライバー(プラス・マイナス各1本)
器具の端子ネジを締める。プラスは「No.2」サイズが基本。マイナスは「5.5mm幅」を選ぶ。
「ベッセル 電工ドライバー No.220」は実売約600〜800円。グリップが太くトルクが出やすい。コスパ最強クラスだ。
試験では端子ネジの「締め不足」が欠陥になりやすい。グリップが細いドライバーでは力が伝わりにくい。必ず電工用を選ぶこと。
⑤ ウォーターポンプペンチ(プライヤー)
アウトレットボックスのノックアウト打ち抜きや、ゴムブッシングのはめ込みに使う。「ロブスター ウォーターポンプペンチ 200mm」が扱いやすい。実売約1,500〜2,000円。
候補問題によっては出番が少ない。ただし出題されたとき持っていないと詰む。必ず用意する。
⑥ スケール(コンベックス・メジャー)
ケーブルの寸法を測る。試験では寸法の誤差が「欠陥」になる場合がある。指定寸法の50%未満が欠陥判定だ。
「タジマ コンベックス 1m」が試験向き。実売約700〜1,000円。ただし慣れてきたら手の幅や指の長さを目安にする受験生も多い。それでもスケールは持参する。
⑦ リングスリーブ用圧着工具
リングスリーブを圧着するための専用工具。これは省略不可だ。手動では絶対に代用できない。
「ホーザン P-737」が試験の定番。実売約3,000〜4,000円。圧着サイズの刻印が明確で、圧着ミスが出にくい。
18年の経験から言うと、圧着ミスは現場でも多い。試験でも圧着マーク不良は一発欠陥になる。ケチって安い工具を使うのは絶対にやめた方がいい。
あると作業が速くなる「プラスα工具」3選
① ケーブルカッター
VVFケーブルをきれいに直角切断できる。ペンチより切断面が整う。整った切断面は心線の挿入がスムーズになる。
「フジ矢 ケーブルカッター 200mm」が実売約1,500〜2,000円。時間に余裕がある受験生向きだ。
② 合格ゲージ(ストリップゲージ)
心線の剥き長さを一瞬で確認できる専用ゲージ。「ホーザン DK-200」などに付属している場合もある。
差込形コネクタへの挿入時、心線が「12mm±2mm」を外れると欠陥になる。ゲージがあれば目視確認が速くなる。実売500〜800円程度。
③ 電工用腰袋・工具ポーチ
試験会場では机の上が狭い。工具をまとめておけるポーチがあると作業効率が上がる。
試験専用品でなくてもいい。100均の筆箱でも代用できる。ただし出し入れのしやすさが時間短縮に直結する。実際に使って練習しておくことが大切だ。
工具セットで買うべきか?単品で揃えるべきか?
結論:初心者は工具セットを買った方が安くて確実だ。
単品で揃えると、必要なものを見落とすリスクがある。工具セットなら必要なものが全部入っている。
おすすめ工具セット:ホーザン DK-28
実売価格:約16,000〜19,000円(2026年現在)。
セット内容:VVFストリッパー・圧着工具・ペンチ・ドライバー2本・ウォーターポンプペンチ・電工ナイフ・スケール・工具バッグ。
必要工具がほぼ揃う。単品で全部買うと合計20,000〜25,000円になる。セットなら5,000〜6,000円の節約になる。
実際に私の知り合いの受験生10人中8人がこのセットで合格している。信頼性は高い。
おすすめ工具セット:ホーザン DK-18
実売価格:約12,000〜14,000円。
DK-28より少し安い廉価版。ストリッパーがP-957(旧型)になる場合がある。予算を抑えたい人向け。
ただしP-958の方が確実に使いやすい。できればDK-28を選ぶ。
18年の現場経験から語る「工具選びの失敗談」
私が電気工事士2種を取ったのは2006年。当時は今ほど工具情報がなかった。試験前日にホームセンターで安いドライバーを買って臨んだ。
グリップが細くて力が入らない。端子ネジを締めるのに時間がかかる。40分のうち5分以上をドライバー作業に費やした。それでも合格はできたが、今思えば工具で3〜5分は無駄にした。
現在、試験対策の講習を行うとき、受講生には必ず言っている。「工具に5,000円ケチると、合格率が確実に下がる」と。工具代は試験費用3,300円より安い場合もある。試験費用を無駄にしないための先行投資だ。
また現場でも痛感している。安い工具は耐久性がない。試験用途であれば1回使い切りで済むが、それでも精度の悪い工具は練習段階から使わない方がいい。悪いクセがつく。
工具の練習方法と試験当日の使い方
練習は最低15回繰り返す
工具の使い方は体に覚えさせる。頭でわかっていても手が動かなければ意味がない。
候補問題1問あたり最低3回練習する。全13問×3回=39回が理想だ。時間がなければ苦手な問題を優先して15回以上やる。それで40分以内のペースが作れる。
試験当日は工具の置き場所を決めておく
試験会場の机は狭い。A3サイズ程度のスペースしかない場合がある。どこに何を置くか、練習から決めておく。
私のおすすめ配置は次の通りだ。右利きの場合、右手前にVVFストリッパー・ペンチ。左側にスケール・ドライバー。圧着工具は使うときだけ出す。
工具の点検は前日夜に必ずやる
ストリッパーの刃の状態・圧着工具のラチェット動作・ドライバーの刃先摩耗を確認する。5分でできる。当日の朝にやると焦る。前日夜に必ず行う。
工具費用と試験費用のトータルコスト
第二種電気工事士の取得にかかる費用を整理する。
| 項目 | 費用(目安) |
|---|---|
| 筆記試験受験料 | 9,300円 |
| 技能試験受験料(合計) | 上記に含む |
| 工具セット(DK-28) | 約18,000円 |
| 練習用材料(VVFケーブル等) | 約5,000〜10,000円 |
| テキスト・問題集 | 約2,000〜3,000円 |
| 合計(概算) | 約35,000〜40,000円 |
合格後の年収増加効果を考えれば安い投資だ。電気工事士の資格手当は月額5,000〜15,000円が相場。年間で最大18万円のプラスになる。工具代は1〜2ヶ月で回収できる計算だ。
副業で電気工事の手伝いをする場合、日当15,000〜25,000円が相場。月4日稼働だけで月収60,000〜100,000円を追加できる。工具代の元は1週間で取れる。
買ってはいけない工具の特徴
格安ノーブランド品は避ける
Amazonで「電気工事 工具セット」を検索すると2,000〜3,000円の格安セットが出てくる。これは試験には向かない。
理由は3つある。刃の精度が低い・グリップの耐久性がない・圧着工具のラチェット機能が不安定だ。
特に圧着工具だけは絶対にケチるな。ラチェット機能が不安定だと圧着が途中で止まる。圧着不良は一発欠陥だ。
中古工具のリスク
フリマアプリで中古工具を買う受験生がいる。コスト削減の気持ちはわかる。
ただしVVFストリッパーと圧着工具は中古を避けた方がいい。前の使用者がどう扱っていたかわからない。刃がわずかに欠けていても目視では判断しにくい。新品2,000円の差で合否が変わるなら新品を買う方が賢明だ。
工具を揃えたら次にやること
工具を手に入れたら、まず素振り練習から始める。材料なしで工具の持ち方・動かし方を反復する。これで体の動きがスムーズになる。
次に候補問題1番から順に作業練習を行う。最初は時間を気にせず丁寧にやる。10回練習後、タイマーを使って40分以内に収める練習に移行する。
目標タイムは35分以内だ。見直し時間5分を確保する。それが合格への安全圏だ。
よくある質問(FAQ)
Q. VVFストリッパーは必須ですか?電工ナイフだけでは受かりませんか?
A. 電工ナイフだけでも合格は可能だ。ただし作業時間が大幅に増える。VVFストリッパーと比べると被覆剥ぎに2〜3倍の時間がかかる場合がある。40分という制限時間を考えると、VVFストリッパーは実質必須と考えた方がいい。P-958なら一本で外装剥ぎ・被覆剥ぎ・切断の全作業ができる。
Q. 工具セットと単品購入、どちらが安いですか?
A. セット購入の方が5,000〜7,000円程度安くなる場合が多い。ホーザン DK-28の実売は約16,000〜19,000円。同じ工具を単品で揃えると23,000〜26,000円になる。初めて揃える人はセットを買う方が確実でお得だ。
Q. 試験に合格した後、工具は現場でも使えますか?
A. 使える。ただし現場ではさらに丈夫な工具が必要になる場合が多い。試験用のP-958は現場でも通用するが、毎日100本単位でケーブルを剥く現場では刃の消耗が早い。試験に合格して現場に入るなら、同型の替え刃かより耐久性の高いモデルへの移行も検討するといい。
Q. 圧着工具の「小・中・大」サイズはどれを買えばいいですか?
A. 第二種電気工事士の技能試験では「小・中」の圧着マークのみ使用する。試験向けにはホーザン P-737のような「○・小・中」対応の工具で十分だ。「大」サイズまで対応した工具は第一種の試験や現場作業向けだ。試験のみが目的なら3,000〜4,000円台のP-737で問題ない。
Q. 技能試験の練習に必要な材料費はいくらかかりますか?
A. 練習用のVVFケーブルや器具類を一式揃えると5,000〜10,000円が目安だ。ホーザンの「練習用材料セット」が約8,000〜12,000円で販売されており、候補問題全13問分の材料が含まれる。バラで買うより材料セットの方が揃えやすく、ケーブルの切り出しの手間も省ける。
✍️ 著者プロフィール
電気工事士歴18年。大阪を中心に年間200件以上の電気工事を担当。第一種電気工事士・認定電気工事従事者の資格保有。現場で得た実体験をもとに、電気工事に関する情報を発信しています。
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