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第二種電気工事士で難しい科目と対策|電気理論・法令・鑑別問題を克服

第二種電気工事士で難しい科目と対策|電気理論・法令・鑑別問題を克服

第二種電気工事士で難しい科目は「電気理論」「法令」「鑑別問題」の3つだ。この3科目を集中して対策すれば、合格点の60点(30問正解)は十分に狙える。本記事では各科目の具体的な攻略法を解説する。

第二種電気工事士の筆記試験で難しい科目ランキング

2026年版の試験問題は全50問。合格ラインは60点(30問以上の正解)だ。出題分野は大きく6つに分類される。

  • 電気理論(約8〜10問)
  • 配線図・複線図(約10問)
  • 鑑別・材料の選択(約8問)
  • 法令・電気工事士法(約8問)
  • 施工・工事方法(約8問)
  • 電気機器・測定(約6問)

受験者が「難しい」と感じる科目の上位3つはほぼ固定されている。順に解説する。

難しい科目1位:電気理論(約8〜10問)

電気理論はオームの法則・キルヒホッフの法則・合成抵抗など、計算問題が中心だ。文系出身者は特に苦手意識が強い。ただし出題パターンは毎年ほぼ同じ。過去5年分の問題を解くだけで8割は対応できる。

18年の経験から言うと、電気理論で全問正解しようとするのは非効率だ。難問2〜3問は捨てて、他の科目で稼ぐ戦略が合格への近道だ。

難しい科目2位:法令・電気工事士法(約8問)

法令は暗記科目だが、覚える量が多い。特に以下の3点で受験者が詰まる。

  • 第一種・第二種の工事範囲の違い
  • 最大電力・電圧ごとの工事規制
  • 作業可能・不可のケース分け

電気技術者試験センター(公式)が公表している出題範囲と照合しながら覚えると効率が上がる。法令は毎年ほぼ同じ問題が繰り返し出る。過去問10年分をこなせば、8問中6問は取れる。

難しい科目3位:鑑別問題(約8問)

鑑別問題は工具・材料の写真を見て名称・用途を答える問題だ。現場経験がない受験者ほど苦手とする。「見たことがない工具の名前を覚える」という作業が苦痛になりやすい。

実際に私が現場で使う工具でも、試験には「クリックボール」や「ハンマードリル」など普段あまり意識しない名称が出る。写真付きの参考書で視覚的に覚えるのが最速だ。

電気理論の具体的な攻略法3ステップ

ステップ1:公式を5つに絞り込む

試験に出る計算式は実質5つで網羅できる。

  1. オームの法則(V=IR)
  2. 合成抵抗(直列・並列)
  3. 消費電力(P=VI=I²R)
  4. 電力量(W=Pt)
  5. 力率(cosθ=P÷S)

この5つを完璧にするだけで、電気理論の問題の約70%は解ける。

ステップ2:計算問題は毎日1問ずつ解く

まとめて解こうとすると挫折する。1日1問・15分だけと決める。30日継続すれば計算力は確実に上がる。勉強期間の目安については第二種電気工事士に合格するまでの勉強期間の目安も参考にしてほしい。

ステップ3:難問は即捨てる判断をする

交流回路・ベクトル計算など、計算が複雑な問題は捨て問と割り切る。その時間を鑑別問題や法令の暗記に使う方が得点効率は高い。

法令科目の効率的な暗記法

📖 参考書・テキスト

頻出テーマと配点目安

テーマ 出題頻度 毎年の出題数
工事の種類と範囲 毎年必出 2〜3問
資格が必要な作業・不要な作業 毎年必出 2問
電気設備の技術基準 ほぼ毎年 2〜3問

語呂合わせで数字を覚える

法令には数字の暗記が多い。例えば「最大電力500W以上の電気工作物は一般用電気工作物」「低圧の定義は直流750V以下・交流600V以下」などだ。これらはテキストの余白に語呂合わせで書き込むと定着しやすい。

アプリで隙間時間に反復する

法令は反復が命だ。スマホアプリを使えば通勤の10分間でも問題を解ける。おすすめのアプリは第二種電気工事士の学習に使えるアプリ5選にまとめているので確認してほしい。

鑑別問題の攻略法|写真を見て名前が出るまで反復する

よく出る工具・材料を30個リストアップする

鑑別問題で出題される工具・材料は限られている。頻出30個を完璧に覚えれば8問中6問は確実に取れる。

特に出やすい工具・材料10選

  1. ウォータポンプフライヤ
  2. クリックボール(ドライバビット含む)
  3. リングスリーブ(各サイズ)
  4. 差込形コネクタ
  5. ケーブルストリッパ
  6. 圧着ペンチ(柄の色で種類が変わる)
  7. ゴムブッシング
  8. アウトレットボックス
  9. 露出形コンセント
  10. VVFケーブル(1.6mm・2.0mmの違い)

実物を触ると記憶の定着が5倍速い

18年の経験から言うと、実物を手に取った工具は絶対に忘れない。技能試験の練習でも実物に触れる機会がある。鑑別の勉強を技能試験の練習と並行すると効率が上がる。技能試験に必要な工具については第二種電気工事士の技能試験に最低限必要な工具リストを参照してほしい。

配線図・複線図で差をつける方法

配線図問題は10問出題される。全問正解を目指せる科目だ。得意にすれば他の難科目をカバーできる。

単線図を複線図に書き換える練習を毎日する

配線図は「見る」のではなく「書く」練習が重要だ。1日1枚・10分で複線図を書き起こす習慣をつける。1か月続けると自然に手が動くようになる。配線図の読み方の基礎は第二種電気工事士試験の配線図の読み方で詳しく解説している。

接地線(緑)・非接地線(黒)・負荷線(白)の色分けルールを徹底する

複線図で最初に覚えるべきは線の色のルールだ。電源の接地側(白)→スイッチ・コンセントへ。非接地側(黒)→スイッチの片側・コンセントへ。このルールを完璧にするだけで、複線図の問題の約60%は解ける。

科目別の得点配分と合格戦略

合格ラインは50問中30問正解(60点)だ。全科目で満点を狙う必要はない。以下の配分を目標にすると現実的だ。

科目 出題数 目標正解数 難易度
電気理論 9問 5問 ★★★★☆
配線図 10問 8問 ★★☆☆☆
鑑別 8問 6問 ★★★☆☆
法令 8問 6問 ★★★☆☆
施工方法 8問 7問 ★★☆☆☆
電気機器・測定 7問 5問 ★★★☆☆

上記の目標通りに得点できれば合計37問正解(74点)になる。合格ラインを14点上回る。

筆記試験合格後は技能試験の対策も早めに始める

2026年版の試験スケジュールでは、筆記試験の合格発表から技能試験まで約2か月だ。この期間は意外と短い。

技能試験では欠陥があると即不合格になる。欠陥の種類と基準は第二種電気工事士技能試験の欠陥判定一覧で確認しておくと安心だ。2026年度の候補問題の施工手順は2026年度第二種電気工事士技能試験候補問題の全解説と施工手順にまとめている。

試験の全体スケジュールと合格基準は第二種電気工事士試験の概要2026年版で一度確認しておくことを勧める。

難科目を克服した後の資格活用法

第二種電気工事士を取得した後の選択肢は3つある。

1. 就職・転職で年収アップを狙う

第二種電気工事士の平均年収は約350〜450万円だ。未資格から有資格になるだけで月給2〜5万円の差が出る現場も多い。施工管理職を目指す場合は第一種電気工事士が必要になる。第一種との違いは第一種と第二種電気工事士の違いを参照してほしい。

2. 副業で月5〜10万円の収入を作る

資格を持つ電気工事士は個人事業主として副業が可能だ。小規模な照明工事・コンセント増設・エアコン電源工事などは1件あたり1〜3万円になる。月5件こなせば月収5〜15万円の副収入になる。

3. 主婦・高校生でも合格できる現実的な資格

第二種電気工事士は年齢・性別を問わず取得できる。主婦の合格体験は主婦が第二種電気工事士を取得するメリットと合格体験談、高校生向けの学習スケジュールは高校生が第二種電気工事士を取る方法を参考にしてほしい。

よくある質問(FAQ)

Q. 電気理論が苦手な文系でも第二種電気工事士に合格できますか?

A. 合格できます。電気理論は全50問のうち約9問です。5問正解できれば他の科目でカバーできます。オームの法則など基本公式5つを覚えるだけで、9問中5〜6問は解けるようになります。文系出身で合格している受験者は毎年多数います。

Q. 第二種電気工事士の筆記試験の合格率はどのくらいですか?

A. 2024年度の筆記試験合格率は約55〜60%です。決して低い合格率ではありません。過去問を中心に3か月・合計100時間程度の勉強で合格している受験者が多数います。

Q. 法令の科目はテキストだけで対応できますか?

A. テキストと過去問の組み合わせで十分対応できます。法令は過去10年分の問題を解けば、ほぼ同じ問題が繰り返し出ることがわかります。出題パターンが固定されているため、テキスト1冊+過去問集1冊で8問中6問以上の正解を狙えます。

Q. 鑑別問題はどのくらいの時間で覚えられますか?

A. 頻出30点の工具・材料を覚えるのに約2週間・合計10時間あれば十分です。1日30分、写真付きテキストや過去問アプリで繰り返し確認する方法が最速です。実物に触れる機会がある場合は、さらに短期間で定着します。

Q. 筆記試験で何点取れば安全圏ですか?

A. 合格ラインは60点(50問中30問正解)です。安全圏は70点(35問正解)以上を目指してください。70点あれば当日のミスや問題の難化があっても余裕を持てます。配線図と施工方法で高得点を稼ぎ、電気理論の難問を捨てる戦略が有効です。

✍️ 著者プロフィール

電気工事士歴18年。大阪を中心に年間200件以上の電気工事を担当。第一種電気工事士・認定電気工事従事者の資格保有。現場で得た実体験をもとに、電気工事に関する情報を発信しています。

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