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技能試験で不合格になる理由は「欠陥」の1点のみ。
欠陥を1つでも犯すと即アウト。
この記事では2026年版の欠陥判定基準を全項目まとめた。
試験前に必ずチェックしてほしい。
欠陥とは何か?まず定義を確認する
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欠陥とは、電気工事士法に基づき試験機関(一般財団法人電気技術者試験センター)が定める不合格要件のこと。
1つでも該当すると、その時点で失格となる。
部分点は一切ない。
完成度が高くても、欠陥1つで不合格になる。
欠陥は大きく3種類に分類される。
- 電気的に重大な欠陥(感電・短絡のおそれあり)
- 施工的な欠陥(接続不良・寸法不足など)
- 器具の取り付け不良(極性誤り・ネジ締め不足など)
2026年版 欠陥判定基準一覧
以下は試験センターの公式基準をもとに整理した欠陥一覧。
試験当日のチェックリストとして活用できる。
① 配線の誤り(重大欠陥)
| 欠陥項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 誤配線 | 配線図と異なる接続をしている |
| 極性の誤り | コンセント・スイッチの接地側・非接地側を逆に接続 |
| 接地線の欠落 | アース線を接続していない(必要箇所) |
| スイッチの誤接続 | 非接地側電線をスイッチに通していない |
② 接続部分の欠陥
| 欠陥項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 接続箇所の緩み | 引っ張ると外れる接続(リングスリーブ・差込形含む) |
| 絶縁被覆のかみ込み | リングスリーブ内に絶縁被覆が入り込んでいる |
| スリーブのサイズ誤り | 指定と異なるサイズのスリーブを使用 |
| 圧着マークの誤り | ○・小・中・大の刻印が指定と異なる |
| 差込形コネクタの不完全挿入 | 芯線が奥まで届いていない |
| 芯線の露出不足 | コネクタ先端から芯線が見えない(確認できない) |
③ 絶縁被覆の損傷・不備
| 欠陥項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 絶縁被覆の損傷 | ナイフやストリッパで深く傷をつけた(白く傷が残る程度でも対象) |
| 心線の傷 | ストリップ時に芯線を1本以上切断・傷つけた |
| 被覆の長さ不足 | 端子台・ランプレセプタクルなどで絶縁被覆が器具内に入っていない |
| 絶縁テープの不使用 | テープ巻きが必要な箇所で未施工 |
④ 器具取り付けの欠陥
| 欠陥項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| ネジの締め付け不足 | 端子ネジが手で回せる状態(施工後に確認が必要) |
| 端子への接続本数の誤り | 1端子に2本以上接続(器具仕様と異なる) |
| 輪づくりの不良 | 直径が小さすぎる・楕円形・重ね巻きがある |
| 輪の向きの誤り | ネジを締めると緩む方向に巻いている(右回りが正) |
| ランプレセプタクルの芯線露出 | 台座からはみ出した芯線が5mm以上ある |
⑤ ケーブルの寸法・施工の欠陥
| 欠陥項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| ケーブル長さの不足 | 支給長さの50%未満で施工(例:200mmの支給で100mm未満) |
| シースの剥きすぎ | 器具外でシースがない状態で配線されている |
| アウトレットボックスへの未引き込み | ケーブルがボックス内に適切に引き込まれていない |
| ロックナット未使用 | 金属管・ノックアウト使用時にロックナットなし |
⑥ 完成品全体の欠陥
| 欠陥項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 未完成 | 試験時間内に課題を完成させられなかった場合 |
| 配線図と相違 | 器具の取り付け位置や接続順序が問題と異なる |
| 使用材料の誤り | 支給された以外の材料を使用(または支給品を使っていない) |
圧着スリーブの刻印早見表(2026年版)
📖 参考書・テキスト
圧着マークの誤りは最も多い欠陥のひとつ。
組み合わせを丸暗記しておくことが合格への近道。
| スリーブサイズ | 接続する電線の組み合わせ | 刻印 |
|---|---|---|
| 小 | 1.6mm×2本 | ○ |
| 小 | 1.6mm×3〜4本 / 1.6mm×1本+2.0mm×1本 | 小 |
| 小 | 2.0mm×2本 / 1.6mm×2本+2.0mm×1本 | 小 |
| 中 | 2.0mm×3〜4本 / 1.6mm×5本以上 | 中 |
※「○」刻印は1.6mm×2本のときのみ。これを「小」にすると欠陥になる。
試験当日の欠陥チェック手順(5ステップ)
完成後の見直しは必ず行うこと。
以下の順番でチェックすると見落としを防げる。
STEP 1:配線図と見比べる
器具の位置・電線の接続先が問題と一致しているか確認する。
STEP 2:極性を確認する
白線(接地側)が正しい端子に入っているか1箇所ずつ確認する。
STEP 3:圧着マークを確認する
スリーブごとに刻印が正しいか目視で確認する。
STEP 4:接続を引っ張って確認する
各接続箇所を軽く引っ張り、抜けないか確認する。
STEP 5:絶縁被覆と芯線の状態を確認する
器具からはみ出した芯線・傷のある被覆がないか確認する。
よくある欠陥ミスTOP5(受験者データより)
以下は技能試験で特に多く報告されている欠陥パターン。
練習段階から意識して取り組むこと。
- 圧着マークの誤り:「○」と「小」の使い分けを誤る受験者が最多
- 輪づくりの不良:輪が小さすぎてネジ頭に入らない
- 差込コネクタの不完全挿入:焦って作業すると差し込み不足になる
- 極性の誤り:コンセントの接地側に黒線を入れてしまう
- 絶縁被覆の傷:ストリップ後に傷の確認を怠る
2026年版 試験概要(技能試験)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 候補問題数 | 13問(公表) |
| 合格基準 | 欠陥が1つもないこと |
| 合格率(直近) | 約70%前後 |
| 使用可能工具 | 持参(VVFストリッパ・圧着工具・ドライバー等) |
まとめ:欠陥ゼロで合格するために
技能試験は知識ではなく「正確さ」が問われる。
欠陥はすべてルールの把握と繰り返し練習で防げる。
- 欠陥一覧をプリントして練習場所に貼る
- 圧着マークは表で丸暗記する
- 施工後は必ず5ステップのチェックを行う
- 候補問題13問をすべて2周以上施工する
- 時間内に完成させるスピードも練習する(目安:30分以内)
欠陥の種類と基準を正確に知ることが、合格への最短ルート。
本記事の一覧を試験直前まで活用してほしい。
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