
複線図が苦手で試験が不安。そんな人でも20分以内で正確に描ける手順があります。本記事では2026年版の技能試験に対応した複線図の書き方コツを、ステップ形式で徹底解説します。
複線図を20分で描くために最初に知るべきこと
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技能試験の制限時間は40分です。
複線図に20分かけたら、残りは20分しか残りません。
合格者の多くは複線図を10〜15分で仕上げています。
早く描くには「手順の固定化」が唯一の近道です。
考えながら描くのをやめる。これが最初のコツです。
複線図とは何か|単線図との違いを30秒で理解する
単線図は「設計図」、複線図は「施工図」
単線図は配線の概略を1本の線で表したものです。
複線図は実際に何本の電線をどこに結ぶかを示します。
技能試験では単線図が問題として渡されます。
それを複線図に書き直してから施工を始めます。
複線図を間違えると、配線ミスで一発不合格になります。
複線図で決まる3つの情報
- 電線の本数(何本でケーブルを選ぶか)
- 接続箇所(リングスリーブ・差込コネクタの選択)
- 電線の色(白・黒・赤の割り当て)
この3つを正確に決めるのが複線図の目的です。
複線図の書き方|5ステップの固定手順
📖 参考書・テキスト
以下の順番を毎回必ず守ってください。
順番を変えると凡ミスが増えます。
ステップ1|接地側(白線)を電源からすべての負荷へ引く
まず電源の接地側(白)を引きます。
コンセントのW極、照明器具のランプ受口(受金ねじ部)へ直結します。
スイッチには白線を接続しません。
「白はスイッチを通らない」と体に刷り込んでください。
ポイント
白線は電源→コンセントW極・電灯の受金ねじ部へ直行。スイッチは通過しない。
ステップ2|非接地側(黒線)を電源からすべてのスイッチ・コンセントへ引く
次に電源の非接地側(黒)を引きます。
スイッチの片側、コンセントの非接地極(W表示なし)へ接続します。
「黒は必ずスイッチに入る」と覚えてください。
ステップ3|スイッチから対応する照明器具へ線を引く
スイッチのもう片方の端子から、対応する照明器具へ線を引きます。
この線の色はケーブルの種類で決まります。
2心ケーブルなら白、3心ケーブルなら赤を使います。
スイッチと照明の対応を単線図でしっかり確認してから引きましょう。
よくある間違い
スイッチAが照明Bに対応しているのに照明Aへ引いてしまうケース。単線図の照合を怠らないこと。
ステップ4|接続点に〇印を書いてジョイントボックス内を整理する
電線が合流する点に〇印を書きます。
これが接続箇所(ジョイント部分)になります。
〇印ごとに接続本数を数えます。
2本なら差込コネクタ、3本以上はリングスリーブが基本です。
問題の指示によって変わるので、必ず確認してください。
ステップ5|電線色・本数・リングスリーブのサイズを書き込む
最後に各線に色名を記入します。
接続箇所ごとにリングスリーブのサイズも書いておきます。
| 接続する電線の組み合わせ | スリーブサイズ | 刻印 |
|---|---|---|
| 1.6mm×2本 | 小 | 〇 |
| 1.6mm×3〜4本 | 小 | 小 |
| 2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本 | 小 | 小 |
| 2.0mm×2本以上が含まれる場合 | 中 | 中 |
このテーブルを暗記しておくと現場で迷いません。
時間を半分にする4つの速書きコツ
コツ1|器具記号を最初に全部書き出す
電源・スイッチ・コンセント・照明の位置を先に書きます。
単線図の配置をそのままコピーするイメージでOKです。
これだけで「どこに描くか迷う時間」が消えます。
コツ2|ルートは直線で描く。曲線・斜線は使わない
きれいに描く必要はゼロです。
評価されるのは施工結果であり、複線図の美しさではありません。
縦と横の直線だけで描くと、速く・正確に仕上がります。
コツ3|色の記入は略字を使う
白→W、黒→B、赤→Rと書くだけで十分です。
「しろ」「くろ」と書いていると時間を無駄にします。
1文字でも書き込み速度は大きく変わります。
コツ4|13問分を繰り返し描いて「手の記憶」にする
2026年度の技能試験候補問題は全13問です。
この13問をそれぞれ最低5回ずつ描きます。
合計65回描けば、考えなくても手が動くようになります。
本番で迷いが生まれる原因は練習不足だけです。
複線図でよくある凡ミスと対策
ミス1|スイッチに白を入れてしまう
スイッチには非接地側(黒)しか入れません。
「白はスイッチに入らない」というルールを暗唱できるようにします。
ミス2|3路スイッチの端子番号を混同する
3路スイッチには0番・1番・3番の端子があります。
非接地側(黒)は必ず0番端子に入れます。
1番と3番を渡り線で2個のスイッチ間に結びます。
この順番を間違えると施工でパニックになります。
ミス3|コンセントへの白と黒を逆に書く
コンセントはW極(左側の長い穴)に白を入れます。
逆に書くと施工でも逆に繋ぎ、欠陥判定になります。
複線図に「W←白」と矢印で書いておくのがおすすめです。
おすすめの練習スケジュール|30日で完成させる
| 期間 | やること | 目標時間 |
|---|---|---|
| 1〜5日目 | 5ステップ手順を紙に書いて丸暗記 | — |
| 6〜15日目 | 候補問題1〜13を順番に各1回描く | 25分以内 |
| 16〜25日目 | 全13問を繰り返す(2周目) | 20分以内 |
| 26〜30日目 | ランダムに問題を引いて即描き練習 | 15分以内 |
30日後には15分で描けるようになります。
施工に使える時間が25分確保できれば合格率が大きく上がります。
複線図の練習に役立つ教材の選び方
複線図専用の練習帳を1冊用意してください。
技能試験のテキストには複線図のページが少ないものがあります。
候補問題13問の複線図が解説付きで掲載されているものを選びましょう。
2026年度版であることを必ず確認してください。
候補問題は年度ごとに変更される場合があります。
選ぶ際の3つのチェックポイント
- 2026年度の候補問題に対応しているか
- 複線図の完成例がカラーで掲載されているか
- リングスリーブのサイズ一覧表が付いているか
まとめ|複線図は手順を固定すれば必ず速くなる
複線図が苦手な人の共通点は「毎回考えながら描いていること」です。
5ステップを固定し、65回描けば考える必要がなくなります。
本番で使える時間は40分。複線図は15分で終わらせる。
残り25分で落ち着いて施工すれば合格はぐっと近づきます。
この記事の要点まとめ
- 複線図の目標時間は15分以内
- 白線はスイッチを通らない
- 黒線はスイッチに必ず入る
- 手順は5ステップで固定する
- 候補問題13問を最低5回ずつ描く
- リングスリーブのサイズ表を暗記する
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