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配線図問題は毎年必ず出題される。
筆記試験50問中、配線図だけで10問(20%)を占める。
ここを攻略すれば、合格ラインの60点が一気に見えてくる。
配線図問題とは何か|出題の全体像
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2026年版の試験でも、配線図問題の構造は変わらない。
1枚の住宅配線図を読み取り、以下の4パターンから出題される。
- 使用する器具・材料の名称
- 器具の図記号の意味
- 電線の本数・接続方法
- リングスリーブや差込コネクタの個数
配点は1問2点。10問すべて正解で20点が取れる。
他の分野で稼ぐより、配線図を固めた方が効率がいい。
まず覚える|最重要の図記号21個
記号は丸暗記しようとすると挫折する。
「形の意味」と「セットで覚える」のが正解だ。
スイッチ類の記号
| 記号 | 名称 | 特徴・試験のポイント |
|---|---|---|
| ● | 単極スイッチ | 最も基本。黒丸1つ |
| ●3 | 3路スイッチ | 階段などで2か所から操作 |
| ●4 | 4路スイッチ | 3路の間に入れる。端子4個 |
| ●L | 位置表示灯内蔵スイッチ | 暗い場所でも見つけやすい |
| ●H | 確認表示灯内蔵スイッチ | ON時に点灯する |
コンセント・照明の記号
| 記号 | 名称 | 試験のポイント |
|---|---|---|
| ⊙ | 引掛シーリング(丸型) | 天井直付け。丸の中に点 |
| ⊡ | 引掛シーリング(角型) | 丸型と混同しやすい |
| ○ | 白熱灯(ランプレセプタクル) | 技能試験でも頻出 |
| コ | コンセント(一般) | 15A・125V が基本 |
| コE | 接地極付コンセント | 洗面・台所などで必須 |
| コET | 接地端子付接地極付コンセント | 記号の長さで混乱しやすい |
覚え方のコツ:「E」はEarth(接地)の頭文字。Eが付いたら接地関係と覚える。
配線図の読み方|5ステップで理解する
📖 参考書・テキスト
配線図を初めて見ると「何がどこにつながっているか」が全くわからない。
以下の順番で読めば、迷わなくなる。
ステップ1:分電盤(電源)の位置を確認する
配線図の左端か上端に必ずある。
「R」「S」「T」や「単相2線式100V」などの表記を探す。
ここが電気の出発点だ。
ステップ2:回路番号ごとに線を追う
配線図は部屋ごとに回路が分かれている。
問題の「図中のイ」「図中のロ」に対応する部分だけを見る。
全体を同時に読もうとしない。
ステップ3:スイッチと照明の対応を確認する
スイッチには必ず「イ・ロ・ハ」などの記号が付いている。
同じ記号の照明とセットになっている。
「●イ → ○イ」と対応させるだけでいい。
ステップ4:電線の本数を数える
線の上に引いてある斜め線の数が電線本数を表す。
斜め線2本 → 2心ケーブル(2本)
斜め線3本 → 3心ケーブル(3本)
3路スイッチが絡む回路は3心を使うことが多い。
ステップ5:接続点(ジョイントボックス)を確認する
丸いボックスが配線図に描かれている。
ここで電線が分岐・接続される。
リングスリーブや差込コネクタの個数問題は、この点が基準になる。
電線本数問題の解き方|ミスゼロの手順
電線本数を問う問題は、配線図問題の中でも難易度が高い。
ただし解法は決まっている。
「電源側→スイッチ→照明」で流れを書き出す
以下の図のように、電流の経路を書き出す。
電源(非接地側:黒)→ スイッチ → 照明 → 電源(接地側:白)
ジョイントボックス内の電線:
・電源からの黒(非接地側)1本
・電源からの白(接地側)1本
・スイッチへの黒1本
・スイッチからの帰り線(黒)1本
・照明への白1本
→ 合計で正しい本数を数える
よくある間違い:スイッチの帰り線を白線と思い込む。実際は白でも非接地側として使う場合があり、その場合は黒テープを巻く。筆記試験でもこのルールが問われる。
リングスリーブの選び方|サイズ判定表
2026年版試験でも、リングスリーブの選択問題は必ず出る。
以下の表を丸暗記するだけでいい。
| 電線の組み合わせ | リングスリーブのサイズ | 圧着マークの刻印 |
|---|---|---|
| 1.6mm × 2本 | 小 | ○ |
| 1.6mm × 3〜4本 | 小 | 小 |
| 2.0mm × 2本 | 小 | 小 |
| 1.6mm × 1本 + 2.0mm × 1本 | 小 | 小 |
| 2.0mm × 3本 | 中 | 中 |
| 1.6mm × 5本以上 | 中 | 中 |
1.6mm×2本のときだけ「○」刻印。それ以外の小スリーブは「小」刻印。ここを間違えると技能試験でも致命傷になる。
過去問から見る頻出パターン3選
パターン1:器具の用途を問う問題
「図中のAの器具の名称は何か」という形式。
正解率を上げるには、図記号と実物写真を並べて覚えること。
テキストの写真ページをコピーして壁に貼るだけで定着率が上がる。
パターン2:VVFケーブルの心線数を問う問題
「①で示す部分のケーブルは何心か」という形式。
配線図の線に引いた斜め線の本数を数えるだけ。
ただし3路スイッチ回路では3心になることが多い。ここが引っ掛けになる。
パターン3:施工できる工事の種類を問う問題
「この箇所で使用できる工事の種類をすべて選べ」という形式。
点検できる場所かどうか、湿気のある場所かどうかで答えが変わる。
金属管・合成樹脂管・ケーブル工事の適用条件を整理しておく。
配線図問題の効率的な勉強スケジュール
筆記試験まで2か月ある場合、以下のペースで進める。
1日15分。21個の記号を毎日書いて覚える。
3〜4週目:配線図の読み方練習
テキストの配線図例題を毎日1問解く。
答え合わせ後、なぜ間違えたかを1行で書く。
5〜8週目:過去問10年分の配線図だけを解く
過去問集から配線図問題だけを抜き出す。
1日2〜3問のペースで回す。
同じ問題を3周すれば正答率90%を超える。
注意:テキストだけ読んでも解けるようにはならない。必ず手を動かして問題を解くこと。読むだけの勉強では本番で時間が足りなくなる。
配線図の知識は技能試験にも直結する
筆記試験を合格したら、次は技能試験だ。
技能試験では配線図(施工図)を見て実際に配線を作る。
筆記で配線図を理解していれば、技能試験の準備がスムーズに進む。
具体的には以下の知識が技能試験で使える。
- ジョイントボックス内の接続方法(リングスリーブ vs 差込コネクタ)
- スイッチ回路の電線色(黒が非接地側)
- 3路スイッチの結線順序(0端子→共通端子)
- コンセントへの接続極(W端子に白線)
筆記と技能を切り離して考えない。
配線図を本質から理解することが、最短合格への近道だ。
まとめ|配線図問題で20点を確実に取る
- 図記号21個をまず暗記する。形の意味と一緒に覚える
- 配線図は5ステップで読む。電源→スイッチ→照明の順に追う
- リングスリーブのサイズ表は完全暗記が必須
- 過去問は配線図だけを抜き出して3周する
- 筆記で学んだ知識は技能試験でもそのまま使える
配線図は覚えれば必ず解ける。暗記から逃げないことが合格の最短ルートだ。