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2026年の候補問題No.1は単相3線式の分岐回路が出題テーマです。この記事を読めば、複線図の書き方から施工手順・欠陥ポイントまですべてわかります。
候補問題No.1の全体像をつかむ
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2026年度の技能試験は全13問の候補問題から1問が出題されます。
No.1の単線図を確認しましょう。
単線図の構成
電源は単相3線式100/200V。
配線は以下の3系統に分かれます。
- 系統①:引掛シーリング(丸型)へ接続
- 系統②:コンセント200V(20A)へ接続
- 系統③:スイッチ+ランプレセプタクルへ接続
使用電線の種類と長さは試験当日に配布される「施工条件」で確定します。
ただし標準的な寸法は公表されています。
| 箇所 | 電線種類 | 芯数・太さ | 長さ目安 |
|---|---|---|---|
| 電源〜ジョイントボックス | VVF | 3芯 2.0mm | 約350mm |
| ジョイントボックス〜シーリング | VVF | 2芯 1.6mm | 約200mm |
| ジョイントボックス〜コンセント | VVF | 3芯 2.0mm | 約200mm |
| ジョイントボックス〜スイッチ | VVF | 2芯 1.6mm | 約300mm |
複線図の書き方を5ステップで解説
複線図は時間内に書ける練習が最重要です。
目標時間は3分以内。以下の手順を体に覚えさせましょう。
ステップ1:電源線を引く
単相3線式なので電源は3本です。
L1(黒)・N(白)・L2(赤)を上から順に書きます。
中性線Nは必ず中央に配置します。
ステップ2:接地側(白)をすべての機器へ引く
白線はスイッチを通さず直接負荷へ接続します。
シーリング・レセプタクル・コンセントのW端子すべてに引きます。
ここで白線を赤や黒と混同すると欠陥になります。
ステップ3:非接地側(黒・赤)をスイッチと機器へ引く
黒線はスイッチの電源側端子へ接続します。
スイッチの負荷側からランプレセプタクルへ接続します。
200Vコンセントには黒(L1)と赤(L2)を両側に接続します。
ステップ4:渡り線を確認する
No.1では渡り線は発生しません。
ジョイントボックス内での接続点をマルで明示しましょう。
接続点の数を数え間違えると後の施工で混乱します。
ステップ5:複線図を声に出して確認
「白は負荷へ直接」「黒はスイッチを経由」と声に出します。
これだけで凡ミスが約70%減ります。
本番前に5回以上繰り返しましょう。
施工手順を時系列で完全解説
📖 参考書・テキスト
試験時間は40分。標準的な作業配分は以下のとおりです。
| 作業内容 | 目標時間 |
|---|---|
| 施工条件の読み込み | 2分 |
| 複線図の作成 | 3分 |
| 電線の切断・外装剥き | 8分 |
| 各器具への結線 | 15分 |
| ジョイントボックス内接続 | 7分 |
| 最終確認・欠陥チェック | 5分 |
電線の切断寸法と外装剥き長さ
外装剥き長さの目安は以下のとおりです。
- ランプレセプタクル:外装20mm・絶縁被覆10mm
- 引掛シーリング:外装50mm・絶縁被覆10mm
- コンセント・スイッチ:外装50mm・絶縁被覆10mm
- 差込形コネクタ:絶縁被覆12mm(コネクタの奥まで届く長さ)
剥き過ぎ・剥き不足どちらも欠陥対象です。
ストリッパーのメモリを正しくセットしましょう。
ランプレセプタクルの結線ポイント
ランプレセプタクルは最も欠陥が出やすい器具です。
注意点を3つに絞ります。
- 白線は受金ねじ部(W側)へ必ず接続
- ねじの締め付けは右回りで確実に
- 絶縁被覆がねじに噛んでいないか目視確認
リングスリーブの圧着サイズ早見表
接続箇所を間違えるだけで一発不合格です。
No.1の標準的な圧着サイズは以下のとおりです。
| 接続電線 | スリーブサイズ | 刻印 |
|---|---|---|
| 1.6mm×2本 | 小 | ○ |
| 1.6mm×3本 | 小 | 小 |
| 1.6mm×4本 | 小 | 小 |
| 2.0mm×1本+1.6mm×1本 | 小 | 小 |
| 2.0mm×2本 | 中 | 中 |
絶対に避けたい欠陥ポイント10選
2026年版の欠陥判定基準をもとに整理しました。
1つでも該当すると即不合格になります。
- 電線の誤接続(白線を非接地側に接続)
- 圧着スリーブのサイズ・刻印の誤り
- 絶縁被覆の剥き過ぎ(5mm以上の心線露出)
- ランプレセプタクルのねじ部への絶縁被覆噛み込み
- 引掛シーリングの台座からのケーブル引き出し角度不良
- スイッチへの白線接続(極性の誤り)
- 200Vコンセントへの誤極性接続
- 差込コネクタへの接続不足(心線が奥まで入っていない)
- 電線の切断寸法が指定の50%未満
- ケーブルの外装剥き範囲が器具台座外に出ている
おすすめ練習材料と工具セット
材料の準備は試験2ヶ月前から始めましょう。
最低でも3回分のセットを用意してください。
必須工具一覧
- VVFストリッパー(ホーザン P-958 推奨)
- 圧着工具(リングスリーブ用・JIS認定品のみ有効)
- ペンチ・ニッパー・ドライバー(プラス・マイナス)
- 電工ナイフ(使い慣れている場合のみ)
ホーザン P-958は慣れれば剥き作業が約40%短縮できます。
試験前に必ず自宅で10回以上使い込んでください。
練習で意識する3つのこと
- 毎回タイマーを使い、時間を記録する
- 施工後に必ず欠陥チェックシートで自己採点する
- 3回連続で35分以内に完成できれば合格レベル
合格後の活用法:副業・就職への直結ルート
第二種電気工事士は取得後すぐに収入につなげられます。
具体的な数字で確認しましょう。
副業での収入目安
- 個人宅のコンセント増設:1件あたり8,000〜15,000円
- 照明器具の取り付け:1件あたり5,000〜10,000円
- 週末2件こなすだけで月収プラス4〜6万円
就職・転職での強み
- 電気工事会社への転職で年収350〜500万円スタート
- ビルメン(設備管理)業界では資格手当が月5,000〜15,000円
- 電気主任技術者(電験三種)へのステップアップにも有利
資格は取っただけでは意味がありません。
早期に実務経験を積むことで収入が大きく変わります。
まとめ:No.1を制する者が技能試験を制する
候補問題No.1は単相3線式の基本回路です。
この1問を完璧にマスターすれば、他の12問にも応用できます。
- 複線図は3分以内で書ける練習を繰り返す
- リングスリーブのサイズ・刻印を暗記する
- 欠陥10項目をチェックリスト化して毎回確認
- 合格後は副業・転職で即収入に結びつける
2026年の試験まで残り時間を有効に使いましょう。
1日30分の練習を3ヶ月続ければ合格レベルに到達できます。